みなさん、エレベータープレゼンをご存知でしょうか。その名の通り、エレベーターの中で行うプレゼンのことですが、実際には限られた時間の中で要点を伝えることを言います。上司やお客様とエレベーターで乗り合わせた際に、そのエレベーターが止まるまでに要点を話すということが、トレーニングになります。この数秒の間にポイントを押さえたプレゼンができると、数分間のプレゼンを落ち着いて行うことができるようになります。
目次
1:大枠は「現状」と「提案」
2:細分化して4点押さえるとGood
3:具体例
まとめ
1:大枠は「現状」と「提案」
話をする際に、みなさん自然にしていることがあります。それは「今どうなのか?=現状」と「だからどうしたいか=提案」というこの2つを日々無意識で会話しています。これをプレゼンでも応用します。
現状・・・売上が下がっている、会員数が伸び悩んでいるなど
提案・・・チラシを撒きたい、ブログを書こう、サンプルを配ろうなど
プレゼンは一言で言ってしまえば、上記2つで構成できます。ただし、このままだと2行で終わってしまうので、ここに説得力を持たせるために肉付けしていきます。
ちなみに、上記2行だといろんな質問を浴びそうですね。その質問に応えるべく、次の4点を押さえていきます。
2:細分化して4点押さえるとGood
現状と提案の2点をさらに深掘っていきましょう。
現状を構成しているのは、「課題(or問題)」と「原因(=理由)」この2つです。
課題は、何かが原因となっておきており、提案の際にはこの原因に対して改善を示す必要があります。提案に関しては、「解決方法」と「効果(=影響)」があります。この提案を受けて実行した際に、具体的にどんな解決方法を使うのか。そして、その結果、どんな効果があるのか。これを述べる必要があります。
決裁者は現状を認識し、その上で効果を天秤にかけて判断するわけなので、
ここをプレゼンで外すわけにはいきません。しっかりと端的に述べてあげましょう。
3:具体例
先ほどの例で、例えばラーメン店の店長に対して従業員が提案するとします。
課題:売上が下がっている
原因:客数が減ってきている、従業員の態度が悪い
解決方法:従業員教育
効果:客数が30%増、売上改善
という流れです。ちなみに、なぜ売上が下がっているかという点に対して客数が減っているということは店側でわかることですが、従業員の態度が悪いということはなかなか店側ではわからないかもしれません。
そんな時は、いつもきてくれているお客様にアンケートに協力してもらっても良いですね。
態度といっても感じ方は人それぞれだと思います。挨拶の仕方や、注文の取り方。レジでの対応かもしれません。具体的な改善ポイントがわかればそこを中心に教育することで改善が図りやすくなります。
客数が30%増というところは、自店舗ではなく多店舗での実績やチェーン店の他地域での反応などから試算することが可能です。あくまで可能性ですが、どのくらいか目安があると取り組みやすくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。エレベータープレゼンのポイントは、「課題」「原因」「解決方法」「効果」この4つを押さえて話すことにあります。
このポイントに沿って話すだけで説得力があります。あとはその時の持ち時間に合わせて、深く話すところ、割愛するところを決めていけばそれだけで仕事ができる人に一歩近づきますので、ぜひお試しください。
著者情報
プレゼン資料&動画作りのエキスパートGN1。課題やテーマ設定、構成、デザインに到るまでのストーリーを提供。数多くの企業の資料&動画制作をサポートし、商品・サービスの認知拡大、販売促進に貢献しています。
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