みなさん、こんなタイトル書いてないでしょうか?「御社の顧客が3倍になる方法」。これがいけないというわけではありません。
そもそもプレゼン資料なのに、なぜタイトルの話になったのかという疑問を持っている方もいるかと思います。その理由は、プレゼンするということは、その前にメールや電話、ホームページでの告知など何かしらの方法でお客様に対してお時間をいただく最初のアプローチが、このタイトルで決まるわけです。
目次
1:成功したご案内メールタイトルの例
2:最初にタイトルを書かない
3:効果的なタイトル一例
まとめ
↑上記Slideshareにて資料を閲覧いただけます
1:成功したご案内メールタイトルの例
ある企業様の例です。その企業様は、社員教育サービスを提案するためにメールを一通仕立てました。
実は、数週間前にも一度メールを送ったそうなのですが、その時のタイトルがこちら
「社員教育の方法が正しいか心配ですか?」
この時のメールの開封率が3%ほど、問い合わせが2件ほど。
大失敗に終わりました。
そして、筆者にご相談いただき下記のように変えていただきました。
「こんな社員教育の失敗をしていませんか?」
すると、開封率が17%、お問い合わせが11件。
商談まで至ったのが、5件と大幅に改善することに成功しました。
何が違うのか。1点挙げるとするならば、「こんな~」というところだと考えています。
人はこんな~していませんか?と言われると自分自身の行いを振り返る習性があります。
ここを応用して、一度メールを見るだけ見てみようという気にさせるのです。
最初のタイトルは、社員教育についての話はわかるものの、正しいか心配か?と直接的に質問しすぎていてもっと読んでみようという気が起きなかったのではないかと推測しています。
2:最初にタイトルを書かない
では、どうすれば
・もっと読んで見たい
・もっと話を聞きたい
・自分に関係があるかもしれない
という気持ちになるタイトルが作れるのでしょうか。ポイントは、「最初にタイトルを書かない」というところにあります。
これはプレゼン資料を作る際にも同様で、タイトルは最後に考えます。一通り流れ、項目、デザイン等が決まって最後に全体を見直してタイトルを考えます。
この内容を一言で表すには?
どんな人が最も必要とするだろうか?
など考えていきます。先ほどはメールのタイトルの例をあげましたが、
これはプレゼンの冒頭でいう台詞にも関係しています。これから数分間のプレゼンをする時に、興味を引くことができるかで、そのプレゼンの勝敗が決まると言っても過言ではありません。
3:効果的なタイトル一例
効果的なタイトルの一例を挙げます。特徴は主に3つあります。
・誰かの得になるか
「1ヶ月2,000枚分の紙を節約」
「新卒社員5人分の人件費削減」
・新しい情報か
「出ました!新感覚のリップクリーム」
「○太郎の新機能」
・好奇心をそそりそうか
「100円の○ーラを1,000円で売る方法」
あくまで一例ですが、上記3パターンから考えていくと
いくつかタイトルが思いつくのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。タイトルというものは、初めに興味をひく重要な要素です。
ぜひ見込客、決裁者の興味を引き、あなたのプレゼンに引き込んで見てください。
著者情報
プレゼン資料&動画作りのエキスパートGN1。課題やテーマ設定、構成、デザインに到るまでのストーリーを提供。数多くの企業の資料&動画制作をサポートし、商品・サービスの認知拡大、販売促進に貢献しています。
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