先日「感情から逆算したプレゼン資料の作り方!ポイントは数字とイメージ!」という記事で、数字を使うことが大切であることをご説明しました。一方で、数字を使っているのに
何かインパクトが足りない、相手に響かないというお声も多く頂いています。
そんなとき、ちょっとした工夫で数字がインパクトを出し始めます。
目次
1:数字は見せ方次第!
2:例え話で購入後を想像させろ!
3:単位を変えることで見栄えが変わる?
まとめ
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1:数字は見せ方次第!
漠然としたイメージではなく、具体的な数字が重要ということは以前から言われてきました。しかし、同じ数字でも見せ方次第で雲泥の差が出てきます。
例えば、あなたの商品が家事代行サービスだとします。そのサービスを使うことで
いままで月に100時間かかっていた作業が、20時間で済むという場合は、
20時間で済みますよ〜というよりも
80時間削減!
というとインパクトがあります。
また、仮に50時間削減できる場合には、今度は50時間削減ではなく
50%削減!
と割合で言ったほうが強くなります。
厳密な決まりはないので、数字を使う時にどの表現がもっとも相手に響きそうか
見直してみるとよいでしょう。
2:例え話で購入後を想像させろ!
数字の表し方の中には、先程の時間や割合で表す以外にも「比喩」があります。
例えば、先程の例ですと80時間削減できる場合、
その削減した80時間で具体的に何ができるか考えてみましょう。
旅行が好きなお客様の場合には、
6泊7日の旅行にいけますね!
だったり、事務所兼自宅のお客様の場合には、その80時間を使って
何件のアポイントを取れるか、仕事ができるかなどに
置き換えると重要性が見えてきます。
このように数字を具体的に表現した後、何かにたとえて話すことで
自分ごととして捉えて頂けるだけではなく、
具体的に導入した後のことを想像してもらえ
話が進みやすくなります。
車ディーラー様の場合には、いかに試乗して貰えるかが重要なポイントの1つですが、
これもその車を購入した後の生活を想像するため、購入意欲が増すようです。
3:単位を変えることで見栄えが変わる?
これを聞いたとき、あ、某製薬会社の「リ◯ビタンD」のタ◯リン1,000mg配合!
の表現かな?と予想される方もいるかもしれません。
これは、この栄養ドリンクに入っている成分が「1gです」というより
「1,000mg」と表現する方が多く入っているような気がするというものです。
実際には1gも1,000gも同じですが、単位が違うことで見え方が変わります。
こういった手法ももちろんありですが、ここでお話している単位とは
少し意味が異なります。先程の例え話にも言えることですが、
削減できる時間=旅行に行ける時間
削減できる時間=お客様との商談に使える時間
という先程の例に加えて金銭面で挙げると
年間1,000万円の節約に繋がるという場合、
身近な◯◯市民の年間の水道光熱費と同じだとか、
TVのCM◯◯本出せる予算です!だとか
異なる状況、サービスで身近な例に例えると
見え方が変わります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。同じ数字を扱う上で、
どのように見せるのか、それによって受け取り方が全く異なるということをご理解頂けたのではないかと思います。ここでは面白い例えでなくてもよいので、その数字のインパクトが増すように例え話、見せ方を工夫していきましょう。
著者情報
プレゼン資料&動画作りのエキスパートGN1。課題やテーマ設定、構成、デザインに到るまでのストーリーを提供。数多くの企業の資料&動画制作をサポートし、商品・サービスの認知拡大、販売促進に貢献しています。
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