プレゼン資料を作る際に、色を効果的に使えるとグッと印象が良くなります。また下記の色使いをマスターすることで、作業効率も上がり、聞いている相手に瞬間的に理解してもらうことができるようになります。分かっているようで、意外と忘れていたりするので、ここでぜひ押さえて見てください。
目次
1:1枚のスライドに使うべき色の数
2:特に「青」と「赤」この2色を使い分ける
補足:色+大きさ・太さも重要
まとめ
1枚のスライドに使うべき色の数
あなたは資料を作成する時、1枚のスライドに何色使うか決めていますか?強調したいポイントがいくつもあって、気がつけば5色も6色も使っていた、なんてことは結構あるのではないでしょうか。色がたくさんあると、明るい印象を受けることもあります。しかし、プレゼン資料となると話は変わります。
プレゼン資料は、限られた時間の中で、相手に対して何かを訴え、決めてもらわなければなりません。人間の脳は、たくさんの要素があると判断できない、わからないという判断をしてしまいます。結果、「なんだか色々言ってたけど、結局何が言いたいの?」と聞かれ、時間の無駄になってしまいます。プレゼンで最もやってはいけないことの1つがこれ「何が言いたいのかわからない」です。
相手の脳に負荷をかけすぎないために、使う色を絞り込みます。数で言うと、2〜3つが良いでしょう。コーポレートカラーやテンプレートカラーなど、使用できる色が決まっている場合は、その色を含めて3色以内に収まるようにすると、見栄えが良いです。
決まった色がないのであれば、以下3つの色をお勧めします。
黒、青、赤
この3色です。このあと、その理由と合わせて具体的な使い方をお話しします。
特に「青」と「赤」この2色を使い分ける
先ほど「黒、青、赤」の3色をお勧めしました。その理由は、下記の通りです。
黒・・・落ち着いた印象を与える。文章や文字を書く際に最も伝われていて馴染みがある。たくさん使われていても違和感がないなど。
黒はいうまでもなく、一番馴染みがある色ですね。プレゼンに関わらず、多くの本や新聞、雑誌の文字が黒ではないでしょうか。通常の説明をする際には、黒をベースに文字を配置していくと良いでしょう。
青・・・ポジティブな印象。信号機も進めの合図は青色(厳密には緑ですが、ここでは青という表現を使わせてください)。
何か良いことを表現したい時、例えば業績が上がった、評価されたなどの時には青色でメッセージを届けましょう。グラフと組み合わせると、より効果的です。こちらのグラフをご覧ください。黒だけの時よりも、随分と印象が違うことがお分りいただけると思います。
赤・・・注意を促す印象。ネガティブ。赤信号や炎、採点に使用されるペンの色も赤が多い。
先ほどの青とは対称に、何かよくないこと、注意すべきポイントには赤を使用します。グラフの例ですと、業績が下がっている、停滞しているなどです。
補足:色+大きさ・太さも重要
色を変えることで、印象が変わるお話をしてきました。これだけでも強力な資料と変えることができるのですが、最後に大きさと太さの話もしましょう。先ほどのグラフの例で、文字が大きく、太くなっていることに気づきましたか?グラフの目盛りと比較して「2年連続減益」という文字が大きく、太くなっていますね!
これも文字をうまく使った表現例ですので、ぜひマスターして見てください。人前でプレゼンする際の資料では、24pt以下の文字は見えない、それ以上にしてください。
そのために別の記事「プレゼン資料における効果的な画像&文字の使い方!」にて文字数を絞ることの重要性、画像との組み合わせ方についても説明していますので、ぜひこちらもご一読ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。色を絞って、場面によって使い分けることでシンプルだけど非常にわかりやすい資料が出来上がります。ぜひ活用して見てください。
著者情報
プレゼン資料&動画作りのエキスパートGN1。課題やテーマ設定、構成、デザインに到るまでのストーリーを提供。数多くの企業の資料&動画制作をサポートし、商品・サービスの認知拡大、販売促進に貢献。
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