さて今回は、プレゼン資料を作る際の効果的なページの使い方についてご紹介していきます。自分はデザインセンスがない、どうしても資料作りがうまくいかないという方も、これからお話する基礎を抑えて作成してみてください。今までと一味違った、わかりやすい資料を作ることができるようになります。
目次
1:前提、文字を読ませてはダメ
2:印象的な画像を使う
3:画像自体の色を変える
4:文字を工夫する
まとめ
1:前提、文字を読ませてはダメ
はじめに、前提として「文字を読ませる資料」はもっとも避けたいところです。よくこんな資料を目にすることがあると思います。
参考:2015年国民生活時間調査報告書 | NHK放送文化研究所
これでは、数ページ話しただけで聞いている人が飽きてしまいます。文字はあくまで話す内容を考える際に自分用にメモをする程度に留めておきましょう。「そんなことはわかっているよ!」という声が聞こえてきそうですが、案外多いものです。時間がないと、特に文字だけ載せたプレゼン資料が多い。特に偉い人のプレゼン資料ほど文字が多かったりします。
具体的にどのように改善していけばいいのでしょうか。
2:効果的に画像を使う
画像を使う、ということは多くの方がすでに実践していることだと思います。しかし、効果的に画像使うということになるとどうでしょう。どんな画像が適しているのでしょうか。例えば先ほどの例ですと、文字だけだったスライドに画像を追加してみました。
これで少しは改善されましたが、まだまだできることがあります。
3:画像自体の色と大きさを変える
印象づけるために、あえて画像を大きくしてみましょう。
そして、画像を灰色に変更します。
これはPowerpointにもともと備わっている機能で、色をグレーやその他の1色の色に変更することができます。こちらですね。
なぜグレーにしたのかというと、ここではテレビ視聴者が減ってきているということを伝えたいのですが、これが今問題になっているということを伝えたい。そのためにマイナスの印象、暗い印象を与えるためにグレーにしました。反対に明るい印象だと、色を薄くしたり、明るめの色を使ったりします。画像は良くなりました。しかし、このままだと文字が見づらいままですね。次に文字を工夫していきます。
4:文字を工夫する
さて、ここまでくると後一歩です。文字をできる限り少なくして見ましょう。一言で、このスライドで何を伝えたいのか考えてみます。
あとは、文字の色と大きさを変えて見やすくしていきます。
こうして印象的な画像を利用し、文字を少し工夫するだけで、このスライドで何が伝えたかったのかわかりやすくなりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。社内、特に上司への報告でここまで作り込む必要はありませんが、お客様への提案や、セミナー・勉強会の資料ではこのテクニックが大いに役立ちます。遠くから見てもよく見えますし、ポイントが押さえられていてわかりやすい。自分自身も話していて、目的を見失わない。ぜひ試して見てください。
著者情報
プレゼン資料&動画作りのエキスパートGN1。課題やテーマ設定、構成、デザインに到るまでのストーリーを提供。数多くの企業の資料&動画制作をサポートし、商品・サービスの認知拡大、販売促進に貢献。
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