忙しい方の為に、要点を動画にしています。1分20秒で視聴できます。
まずは、プレゼンの目的や評価項目を明確にするために、リニューアルのコンセプトやゴール設定を立案します。ここでは4つのポイントをチェックしていきます。
①課題は明確に設定されているか
課題というのは、簡単に言うと、今回のプレゼンの目的(=ゴール)のことです。このプレゼンによって誰のどんな課題を解決するのか。具体的かつ明確に課題を提示する必要があります。始めにこの「課題」を明確にすることで、これからプレゼンの内容や資料の表現方法を考えていく上でゴールが明確になります。
②現状の課題の原因を把握しているか
現在の課題は何が原因で起こっているのかを把握することは、「どうやって課題を解決するのか、すべきなのか」を理解することにつながります。現状把握なくして、的確な提案、プレゼンは構築することができません。これを機に、先に設定した課題の原因を色々と掘り下げていきましょう。
③解決策は何か、その理由も合わせて示す
課題とその原因が明確になったところで、解決策を提示します。ここで、なぜその解決策が有効か示しましょう。原因を考えていると、複数の原因があり、解決策も複数出てくることがあります。最も重要かつ影響力のある解決策を提示することで、プレゼン全体が引き締まります。具体的な方法は別の記事で詳しく書いていきます。
④効果を示す
プレゼンを聞く立場にいる人は、どんな立場であれ、少なくとも今回の内容を実行した結果(実行することによって得られる効果)が聞きたいのです。その気持ちに応える為にも、上記解決策を実行することによる効果を示しましょう。解決策を提示しただけでは不十分です。これから取り組む施策やプロジェクトの場合には、過去のデータや別の人が行なった類似の案件を参考にすると良いでしょう。
⑤手元の資料を眺めてみる
上記4つのステップに沿って、手元の資料を眺めてみましょう。ここでは、具体的にどんな流れの資料が適切なのかみてみます。あるラーメンチェーン店の事例です。
1:課題
先月と比較して、月間の「来客数が低下」している
※ 来客数、あるいは売上でも良いです
2:原因
顧客満足度が低下している
※ アンケート記入などを活用し計測可能
3:解決策
店長(責任者)への接客研修の実施
※ アンケートにより、接客が最も数値が低かった為
4:効果
顧客満足度を90%まで改善
※ 他社実績を参考に算出
あくまで事例ですが、上記のように骨子があればそこに肉付けしていくだけでプレゼン資料が出来上がります。肉付けとは、文字や色、画像やアニメーション等の装飾を指します。プレゼン資料と言うと、どうしてもデザインに目が行きがちです。しかし、本当に重要なのは上記の骨子であり、聞き手はそこに最も注目して聞いています。
今回の記事では、プレゼン資料のリニューアルのために最低限チェックしたいポイントを解説しました。まずは、現在の資料の状況を正確に把握することから始めましょう。その上でリニューアルすべきポイントを見つけ、具体的に手を入れていくとよいでしょう。
また、リニューアル後も継続的に、今回ご紹介した4項目について検証を行い、トライ&エラーを繰り返していくことが大切です。
著者情報
プレゼン資料&動画作りのエキスパートGN1。課題やテーマ設定、構成、デザインに到るまでのストーリーを提供。数多くの企業の資料&動画制作をサポートし、商品・サービスの認知拡大、販売促進に貢献しています。
0コメント